Hamilton / Ventura
ハミルトン ベンチュラ
左右非対称の三角形のフォルムが特徴的なハミルトンのベンチュラ。スーツからカジュアルなまで意外とどんな服にも合うし、流行に左右されないデザインなので長年愛用しています。
ベンチュラが発売されたのは1957年と言う今から約60年前で、世界初の電池式腕時計です。60年前のデザインなのに全く古さを感じないと言うのも凄いですが、世界初の電池式腕時計だったと言うのも驚きですよね。世界初の電池式腕時計にしてはデザイン攻め過ぎです笑
値段が高過ぎず、安過ぎないのもこの時計の良い所だと思います。ちゃんとした時計が欲しいけどロレックスとかは高くて買えないなぁ。。。と言う人にもお勧めです。
ベンチュラと言う名前はロサンゼルス郊外の街の名前から取っていて、デザインは「インダストリアルデザインの鬼才」と言われているリチャード・アービブが手掛けています。
リチャード・アービブとは？
「インダストリアルデザインの鬼才」と呼ばれ、50年代〜60年代のアメリカを象徴する作品を多く手がけてきたデザイナー。
彼が手がけた多くの作品の中で代表的なものにはキャデラックがあります。
リチャード・アービブは、当時の腕時計には創造性が無く、保守的なデザインで溢れていると指摘し「時計は全てのパーツがコーディネートされ、全体で一つのデザインとして完結するべき。」という哲学をもとにベンチュラのデザインしたと言われています。
リチャード・アービブがハミルトンに提出したスケッチは、数百点もあると言われ、ベンチュラの完成までには5年以上の歳月がかかったと言われています。
ベンチュラとエルビス・プレスリー
ベンチュラと言ったらエルビス・プレスリーと言っても過言では無い位、この両者は切っても切れない関係にあります。
1961年に自身の主演映画「ブルーハワイ」でベンチュラを身に着けたエルビス・プレスリーは、ベンチュラをとても気に入り、プライベートでも愛用する様になり、友人のクリスマスプレゼントにもベンチュラを贈るほどだったそうです。
ベンチュラとM･I･B「メン・イン・ブラック」
映画M･I･B「メン・イン・ブラック」ではエージェント公式時計としてベンチュラが使用されています。スーツ、靴、サングラス、そしてベンチュラが制服と言う設定です。主役の一人、トミー・リー・ジョーンズはかなりのハミルトン好きで出演する映画のほとんどでハミルトンを使用しているそうです。